団地のお風呂リフォーム

団地のお風呂リフォームが抱える4つの問題点とその解決法とは?

団地のお風呂は、戸建てなどに比べるとスペースが狭いため、リフォームの候補として上がりやすい部分になります。しかし、団地のお風呂には、リフォームをするにあたり、4つの問題を抱えているのです。そこで今回は、その4つの問題点とその解決法についてご紹介いたします。

 

壁の構造

まず問題としてあがるのが、壁の構造です。団地の場合、壁が構造壁と呼ばれるコンクリートによる躯体であることが多く、リフォームによる取り壊しが難しいケースが多い傾向にあります。

団地のお風呂はそもそも浴室内のスペースが狭いため、快適なバスルームにするためには、浴室の拡張が求められるのです。しかし、壁の構造が問題となるため、浴室内の広さはそのままにリフォームを検討せざるを得なくなるわけです。

リフォームで浴槽を新たに入れ替える場合には、ユニットバスというすでに完成された浴槽を取り付けることになります。しかし、ユニットバスは一般的な浴室サイズを想定して作られているものの、団地の浴室スペースには合致しないことが多く、ユニットバスが収まらないことがあるのです。

浴室のサイズ次第では、どうにかサイズに合ったユニットバスがあるかもしれませんが、サイズの合うものがなかった場合は、浴槽のリフォームは難しくなってしまいます。

その場合、従来工法と呼ばれるタイルを用いた昔ながらの手法によって浴槽を作るのなら可能です。リフォームができることは喜ばしいことである反面、ユニットバス導入に比べると余分に費用がかかってしまうため、予算が限られている場合には、痛い出費になってしまいます。

 

排水の状態

団地の浴室の特徴として、排水がコンクリートに埋まっていることが挙げられます。通常のマンションやアパートではそういったことはないので、リフォームの際にも特別なことはないのですが、排水がコンクリートに埋まっている団地では、コンクリートを崩さなければなりません。

コンクリートを崩すとなると、振動と騒音が発生してします。作業は日中になるかと思いますが、かなりの振動と騒音になるので、近隣の住民の方に対して迷惑をかけてしまうことになるでしょう。

また、排水が下階にまで抜けている場合もあります。この場合はご自身の部屋の排水だけでなく、下階の排水も工事の対象となります。費用が余分に発生する上に、下階の住人の方に対して手間をかけさせてしまいます。場合によっては、団地であらかじめ定められている規約に抵触する恐れがあるので、事前に確認をした上で問題ないことが判明してから、工事をすすめるようにしましょう。

 

給湯器の存在

団地に設置されているお風呂は、バランス釜と呼ばれる浴槽の隣に同等サイズの給湯器が設置されているタイプがほとんどです。普段使用する上ではそのままで一切問題はありませんが、リフォームによって浴槽を交換するとなると、給湯器をそのままというわけにはいきません。浴槽と同じタイミングで給湯器の交換が必要になります。

元々がユニットバスであれば、浴槽の交換でもユニットバスごと交換になるので、故障していない限り、給湯器をそのまま使うという選択肢もあります。しかし、バランス釜からユニットバスへの入れ替えとなると、給湯器はユニットバスで使えないので、故障の有無に関係なく、交換が必要です。

給湯器がなければ温かいお湯を使えないため、作業は必須となります。浴槽の交換だけに比べると、費用は数十万円レベルで余計にかかることになるでしょう。

予算にも限りがあるかと思いますので、いっそのこと浴槽交換に関しては白紙に戻すという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お風呂は毎日使用する設備なので、リフォームによる快適性アップは確実です。給湯器の交換も考慮した上で、リフォームを検討するようにしましょう。

 

窓の仕様

団地の浴室では壁や給湯器、排水だけでなく、窓も特殊な作りとなっています。一般的なマンションなどの場合、引き違い窓と呼ばれる左右どちらにも開けられる窓であることが多いのですが、団地では手前に対して開く「内倒し窓」と呼ばれるタイプがほとんどです。

内倒し窓は、セキュリティの観点ではとても優れているものの、リフォームの場合になると、一転して、問題点になってしまいます。

窓はいつでも開けられる状態にしておく必要がありますが、窓が内側に開くということは、窓の可動域に干渉しないように注意しなければなりません。リフォームで浴槽をユニットバスに交換した場合、窓が開かなくなる恐れがあるのです。

リフォーム工事後に発覚してからでは手遅れですので、開こうとした際にネックとなる部分を事前に確認しましょう。そうすることで無駄なリフォーム工事になりませんし、浴室の構造がベストな状態になるのではないでしょうか。浴槽の交換をはじめとするリフォームは、まずは浴室の現環境についてしっかりと把握した上で、依頼内容を決めるといいでしょう。

 

まとめ

団地でお風呂リフォームを検討される場合には、今回ご紹介した4つの問題をクリアにする必要があります。その問題をクリアできれば、理想のリフォームを実現可能です。

団地のお風呂リフォームでしたら、「団地リノベ屋」にお任せください。豊富な知識と経験によって、団地に最適なリフォームを実現いたします。

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