リノベーション目的で団地を購入する際に押さえておきたい築年数の特徴を解説

団地の魅力のひとつは温もりを感じるコミュニティです。スーパーマーケットや診療所を併設している団地もあるため、快適な暮らしを構築できるでしょう。近年ではリノベーションをした団地に住む方が増えています。

一方でリノベーションの目的で団地を購入したいものの、おすすめの築年数が分からないという方もいるでしょう。そこで今回の記事では、団地のリノベーションに適した築年数についてご紹介します。

団地のリノベーションを検討する際に押さえておきたい築年数の特徴

築年数とは建物が完成してから経過した年数のことです。建物は築年数ごとに様子が変わるため、団地の購入を検討する際には特徴を押さえておきましょう。ここでは、各築年数の特徴をご紹介します。

築年数が1年未満の建物

築年数が1年未満の建物で過去に誰も住んでいない物件については「新築」と呼ばれます。誰かが住んだことのある建物については新築という扱いにはなりません。ただし、築年数が新しい建物は汚れや傷が少ないため、新築と同じような雰囲気があります。一方で築年数が1年未満の建物は人気が高く、販売価格は高めの傾向にあります。

築年数が1年~10

築年数が1年~3年の建物は新古として販売されており、リノベーションをせずに快適な暮らしを構築できるでしょう。また、築年数が10年以内の建物は録画機能が付いたインターホンやオートロック、宅配ボックスやIHクッキングヒーターなどの新しい設備を導入している場合が多い傾向にあります。

築年数が11年~20

築年数が11年を経過すると販売価格も下がります。新築では手に入りにくい建物も、手頃な価格で手に入れられる可能性が高いでしょう。また、20年近くまで経過すると底値に近い価格で手に入れることも可能です。

築年数が21年~35

築年数が21年以上の建物は設備が古くなっており、底値で販売している可能性が高いでしょう。予算を安く抑えたい方は築年数の古い団地がおすすめです。

築年数が36年以上

建物の耐久性は鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で47年、重量鉄骨造で34年が目安と言われています。団地やマンションなどは鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられていることが多く、築年数が36年以上でも問題ありません。

ただし、築年数の古い団地の中には、建て替えを検討している場合があります。購入を検討する際には、管理組合に建物の状況について尋ねておくのがよいでしょう。

 

リノベーションの目的で築年数の古い団地を購入する際のポイント

団地の中にはリノベーションに向いている建物と、向いていない建物があります。団地の購入をお考えの方は、慎重に建物を選ぶことをおすすめします。ここでは、リノベーションの目的で築年数の古い団地を購入する際のポイントについて見ていきましょう。

団地の構造

団地には壁式構造とラーメン構造の2種類の構造があります。ラーメン構造とは柱と梁で建物を構成しており、壁式構造は柱、天井、床で構成されています。一般的に壁式構造は剛性が高く、部屋に柱や梁の出っ張りがないのが特徴です。一方で、ラーメン構造は壁の撤去が可能という特徴があります。

リノベーションを検討している方の中には、間取りの変更をお考えの方も多いでしょう。間取りの自由度で考えるならラーメン構造の建物がおすすめです。団地の構造は一般の方では目視による確認が難しいため、購入をする際には前もって専門家に尋ねておくのがよいでしょう。

耐震基準

耐震基準とは建物を建築する際に、最低限の耐震能力が備わっていることを保証する基準のことです。耐震基準は法律で厳格に定められていますが、時代に合わせて法律が改正されることもあります。

団地の購入をお考えの方は、1981年を目安にして購入を検討しましょう。1981年6月に耐震基準が改正されており、震度5強で軽微な損傷、震度6強~震度7でも倒壊を免れるという基準に変更されています。近年では各地で大地震が発生していますが、新耐震基準で建築されている団地なら安心して毎日の生活を送れるでしょう。

旧耐震基準で建築された団地の中にも、新耐震基準に改修した建物があります。築年数の古い団地の購入を検討している方は、耐震診断を利用するのもよいでしょう。

排水管

築年数の古い団地を購入する際には排水管の確認が重要です。排水管には床スラブの上を通っているタイプと床スラブを貫通しているタイプがあります。床スラブを貫通しているタイプの場合、キッチンや浴室といった水回りの位置の変更が難しいでしょう。築年数が30年以上の団地の購入をお考えの方は、排水管の位置の確認が必要です。

トレンド

建物は年代ごとにトレンドがあります。最近では多くの建物でバリアフリーが設けられていますが、1990年ころに建てられた団地については、洗面所や廊下などに段差を設けている可能性が高いでしょう。また、1970年ころに建てられた団地は天井高を低く設計している場合があります。

 

まとめ

リノベーションの目的で団地を購入する場合には、築年数をチェックしておきましょう。築年数によって価格、建物の構造、耐震基準などが異なります。目的やライフスタイルに合わせて好みの団地を選ぶのがおすすめです。

千葉県八千代市にある「団地リノベ屋(ナガツユアートテック)」は団地のリノベーションやリフォームを専門とした会社です。団地に関する豊富な知識や技術を持っており、全てのお客様が快適に暮らせるためのお手伝いをしております。千葉県内でリノベーションやリフォームをお考えの方は、弊社にお問い合わせください。

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