洗濯機の排水工事をしたほうがいい人とは?工事内容は?

「洗濯機の場所がちょっと不満」「洗濯機の排水管がないから排水ホースを浴室に伸ばしているけど、ちょっと面倒」などのお悩みをおもちの方もいるでしょう。悩みをもちつつも、洗濯機の移動や排水管を新設するような排水工事は大がかりになりそうで、どうするか決めかねている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、とくに団地やマンションにお住まいの方の検討材料となるよう、洗濯機の排水工事をしたほうがいい人の条件を紹介していきます。また、排水工事の大まかな流れも説明しますので、気になる方は、どうぞご覧ください。

 

洗濯機の排水工事をしたほうがいい人とは?

洗濯機の排水工事したほうがいい人の条件は、「洗濯機置き場が外にある」「洗濯機の排水管がない」「洗濯機を買い替えたいが今の場所だと狭い」の3つです。それでは、詳しく見ていきましょう。

洗濯機置き場が外にある

洗濯機置き場が外にあると、以下のようなデメリットがあるため、室内に洗濯機置き場を移したほうがよいでしょう。

・周囲に音が伝わりやすいため、夜や早朝は洗濯できない
外に洗濯機を置いていると、洗濯機の音が響いてしまいます。団地やマンションの場合、夜や早朝に使用すると苦情になることもあり、使用する時間帯には注意が必要です。

「予定があるから朝早く起きて洗濯しておきたい」「明日使いたいから急いで今夜洗濯したい」といった状況になった場合、室内であれば音は軽減されるため、安心して使用できます。

・外に出ると暑さ・寒さに晒される
洗濯するために外に出ると、夏は暑く、冬は寒いため、家事による消耗やストレスが増えてしまいます。洗濯は日常的に発生する家事のため、少しでも負担を軽減させたいところです。

・洗濯機が故障しやすくなる
外に置いていると、紫外線や、風、砂埃、雨など、さまざまな環境要因に洗濯機は晒されます。洗濯機表面の劣化はもちろん、機器内部に細かな埃や雨が入り込むことで、故障してしまう可能性が、室内よりも高くなります。洗濯機をできるだけ長く使うためには、室内に設置したほうがよいでしょう。

・玄関前の廊下に設置している場合、洗濯物の盗難リスクがある
共用廊下に設置されており、誰でも洗濯機に触れる場合は、洗濯物を勝手に取り出されてしまう恐れがあります。洗濯するたびに不安を感じてしまうよりは、室内に洗濯機を移動したほうが精神的にラクになります。

洗濯機の排水管がない

団地でとくに多いのですが、室内に洗濯機を置けるスペースはあっても、洗濯機の排水管が設置されていない場合があります。ほとんどの場合は、浴室に洗濯機の排水ホースを伸ばして排水していると思います。

排水ホースを浴室に伸ばしていると下記のようなデメリットがあるため、洗濯機の排水管を新しく設置する工事を検討したほうがよいでしょう。

・排水ホースを浴室に伸ばすと、通行の邪魔になる
・洗濯の都度、排水ホースを出し入れしており、手間がかかる
・排水ホースが浴室から外れて、漏水する危険がある
・浴室まで高さがあると、排水ホースから逆流し、うまく排水できなくなる
・浴室の高さに合わせて洗濯機をかさ上げしたが、洗濯機が不安定になってしまう

洗濯機を買い替えたいが、今の場所だと狭い

ドラム式洗濯機も種類が増えてきて、買い替えを検討している方もいらっしゃるかと思います。ただし、ドラム式洗濯機などの大型の洗濯機に買い替えた場合、今の設置場所におさまらない可能性があります。

ちょっとした調整で済むこともありますが、場合によっては、今とは別の場所に洗濯機を移すための排水工事や、室内設備のレイアウトを変更するために排水工事を行う場合もあるでしょう。

排水工事の内容

洗濯機の排水工事を実際にする場合、どのような工事になるのかを説明します。

内容・規模は場所次第

排水工事がどの程度の規模になるかは、設置する場所にもよります。
設置場所としてよくあるのは、以下の場所です。

・洗面室・脱衣所
・玄関・廊下
・キッチン横

いずれにしても、洗濯機の排水管を既存の排水管に合流させる必要があるため、共用排水縦管や既存の水回り設備の近くが基本となります。洗濯機の排水管がどの程度の長さになるかは、設置場所にもよるでしょう。排水管の勾配を確保する必要もあるため、床下空間の高さも関係してきます。

設置場所を決める際には、洗濯をしてから干す場所までの動線や、換気が十分にできる場所かどうかも、注意するようにしましょう。

床解体・排水管設置・床復旧

団地やマンションの場合、排水管は床下に配管している構造がほとんどです。そのため、排水管を新設する範囲の床は一度解体し、排水管を設置した後、新規床に張り替えるのが一般的です。

年数が経過している部屋の場合は、床の解体後から床復旧前までの間に、床下の給湯管や給水管の更新工事を検討してもよいでしょう。管の素材にもよりますが、とくに給湯管では、サビによる腐食でピンホール(小さな穴)が生じ、漏水してしまうこともあります。団地やマンションの場合だと、下の階への漏水事故にもつながりかねません。

床下の給湯管や給水管の更新工事には、洗濯機の排水工事と同様、床の解体・張り替えが必要となるため、まとめて行うと効率的です。

洗濯パン(防水パン)の設置

団地やマンションではとくに、排水管だけではなく、洗濯パンも設置しておくのをオススメします。

洗濯パン(防水パン)とは、FRP(繊維強化プラスチック)などの防水性の高い材料でつくられた四角いトレイです。床と洗濯機の間に設置し、洗濯機の排水ホースを洗濯パンの排水口に接続して使用します。 洗濯機から漏水した場合に、洗濯パンが水を受け止めてくれるため、床へのダメージや、階下への漏水を防いでくれます。

とくに団地やマンションのような共同住宅の場合は、階下に漏水した場合、階下の人に与えてしまった損害を賠償する義務が発生するため、なるべく対策をとっておくと安心です。

まとめ

今回は、洗濯機の排水工事をしたほうがいい人の条件を3つ紹介し、排水工事の内容についても説明しました。排水工事をするべきか悩んでいた方の助けになれば幸いです。

「ナガツユアートテック」では、千葉エリアでの団地リフォームを手がけています。洗濯機の排水工事のほか、部分的なリフォームから大がかりなリノベーションまで幅広く対応しておりますので、千葉エリアの団地やマンションの工事をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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