リノベーションで採光を改良できる!~暮らしと日光の大切な関係~

「すでに家を購入しているけれども、自宅を今より明るい印象に変えたい」「自宅に今より自然光が入るようにしたい」という方が多くいらっしゃるでしょう。リノベーションであれば、住み慣れた今の場所を変えずに、採光を改善できます。

ここでは、日光と暮らしの関係を見ながら、採光がよくなれば、どのように暮らしが改善されるのかを解説します。そして採光をよくするために、どのようにリノベーションされるのかもご紹介しますので、リノベーション後の暮らしのご想像にお役立てください。

 

採光はどうして大切なのか

日照時間の短いフランスでは、光を求めて「印象派」という芸術文化が生まれました。同じく日照時間の短いデンマークでは、晴れの日はオフィスに人が少なくなり、どこに行ったかと思えば、ビーチで日光浴をしているようなのです。

「日光がなぜ必要なのか」という答えは、身体が一番知っているようですね。ここでは、日光が人間の身体に与える影響を、少し具体的に見ていきましょう。また生活面からも、日光の恩恵を見ていきましょう。

体内時計の調整

日光は、人間の体内時計の調整をしてくれます。実は人間の体内時計は、24時間周期ではなく、25時間周期です。この1時間の誤差をうまく調整してくれるものが、太陽です。

朝起きたら、まずはカーテンを開けて太陽の光を浴びるとよい」といわれます。その理由は、体内時計を調整してくれるからです。体内時計が正常であれば、覚醒と睡眠のリズムが整えられるので、夜もぐっすり眠ることができます。

気持ちが明るくなる

日光は「セロトニン」と呼ばれる脳内物質を作ってくれます。セロトニンは、人間の精神面に大きな影響を与える物質です。なぜならこのセロトニンが多いと、ストレスが緩和されたり、精神の安定に効果があったりするからです。最近は「幸せホルモン」とも呼ばれています。日光を浴びると元気が出てくるように感じるのは、どうやら気のせいではなかったようです。

身体を丈夫にする

太陽の光に含まれる紫外線は、ビタミンDを生成してくれます。ビタミンDが生成されるとよいことが、主に2つあります。1つ目は、カルシウムのバランスを保ち、骨を丈夫にしてくれることです。2つ目は、がん予防になることです。このように、日光は健康によい影響を与えてくれます。

掃除が楽になる

日光は、カビのもとになる細菌を殺菌してくれます。そのため、日が当たるところにはカビが生えにくいのです。室内に日光がよく入るようになれば、カビを頻繁に掃除する手間が省けます。とくにキッチンなどの水回りは、日当たりがよいと掃除が楽になります。

採光はどうやったらよくできる?

日光の大切さがわかってくると、毎日生活する自宅の採光をよくしたいと考える方もいらっしゃると思います。すぐにできる簡単な採光の改善法として、たとえば「窓の前にものを置かない」ことや、「窓から入る日光の導線に大きな家具があれば移動させる」ことができます。

ただ家具の位置を変えるだけでは、限界があるでしょう。もし変化が感じられるほどに採光をよくしたいとお考えの方は、リノベーションという手段があります。新築を買うよりも断然安く済みます。

また、家をすでに購入されている方は、引っ越しはなるべく避けたいものです。そんなとき、家を変えずに採光を改善することができるのが、リノベーションです。戸建てはもちろんのこと、マンションや団地も、規約にもよりますが、リノベーションができます。

採光をよくするリノベーションの施工

ではどのようなリノベーションをすれば、採光がよくなるのでしょうか。実は「窓を増やす」という以外にも、たくさん方法があります。採光を改善しようとリノベーションした結果、採光だけでなく、内装がとてもおしゃれになることもあります。それでは、採光を改善するためのさまざまなリノベーションの方法を見ていきましょう。

ハイサイドライト(高窓)をつける

壁の高い位置に取り付けた窓のことを、「ハイサイドライト」といいます。横に長く取り付けてあることが多いでしょう。ハイサイドライトのよいところは、部屋の奥までよく日光が入るところです。高い位置にあるので、窓から入る日光の角度が大きく、部屋全体を効率よく明るくできます。また、高い位置にあるので、外からは家の中まで見えず、外の視線を気にせずに済むのもよいところです。

室内窓を取り付ける

家と外の間にある普通の窓に対して、部屋と部屋の間や、部屋と廊下の間にある窓が「室内窓」です。室内窓があれば、日光が当たる部屋を通して、日が入らない部屋に日光を取り入れることができます。

また、壁だったところが、室内窓に変わることで解放感が生まれ、部屋を広く感じられます。さらに窓が加わったことにより、換気がしやくなるところも利点です。

室内の扉をガラスドアにする

ガラスドアには、全面ガラスのもの以外にも、一部分だけガラスというものもあります。室内の扉を、このようなガラスドアに変えることで、室内窓のように日光の入らない部屋に日光を届けることができます。

また、部屋の印象もがらりと変わるでしょう。ガラスの種類も透明なものだけでなく、すりガラスや色々なタイプのものがありますので、部屋の用途や雰囲気に合わせられます。

ガラスブロックをつける

半透明なガラスでできたブロックをいくつも並べたものが、ガラスブロックです。室内窓のように、部屋と部屋の間に取り付けて、光を採り入れます。防火性や防音性などが高く、キッチンなどにオススメです。

まとめ

日光が人間の身体に与える影響は大きく、できれば普段の生活から日光を取り入れたいものです。住んでいる家の採光がよくなくても諦める必要はなく、リノベーションという手段があります。リノベーションでの採光をよくするやり方はいくつかあり、今ある部屋の用途や雰囲気に合わせた採光の改善ができるでしょう。

どういう家に住むかということで、私たちの暮らしは変わってきます。日光がよく差し込む明るい家は、身体も心も元気にしてくれます。家を改装することは、暮らしを変えるチャンスです。

「ナガツユアートテック」でも千葉エリアを中心に、主に団地のリノベーションを承っております。採光の改善のような、部分的なリフォームも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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