間取りを変える団地リノベーションとは?知っておきたいポイントをご紹介!

団地は古くて狭いというイメージを持つ方も多いかもしれませんが、最近では団地の中古物件を購入しておしゃれにリノベーションする「団地リノベーション」が若い世代の間で人気を集めています。限られた広さのなかで住みやすさの決め手となるのが間取りですが、住む人数や目的によって住みやすい間取りは違ってきます。

この記事では、いま人気の間取りとともに、リノベーション成功のために必要な情報をお伝えしていきます。

団地リノベーションをするうえで押さえよう!人気の間取りとは

充実した周辺環境や優れた耐震構造など、公営住宅をはじめとする団地には、住居としての好条件を備えた優良物件が数多く存在しています。

昭和30年代から本格的に建設が始まった団地は、全国におよそ3,000ありますが、築年数の古い建物が多く、当時最先端だった間取りも現代の生活様式にはマッチしにくいものになっています。

築年数が古いことで物件コストを抑えられ、浮いた予算をリノベーションの費用に充てて理想の住まいを手に入れられるのが団地リノベーションの最大の魅力です。しかし、既存住宅の間取りをどのようにリノベーションするかで住みやすさは大きく違ってきます。では現在、どのような間取りに人気があるのかみていきましょう。

2DKは団地リノベーションで人気の間取り

「2DK」は、2つの部屋とダイニングキッチンがある間取りのことです。似ている間取りとして2つの部屋にキッチンスペースのみの「2K」、2DKのダイニングキッチンにリビングの空間が加わった「2LDK」がありますが、比較的低コストでありながら自由度が高いという点で2DKはとくに人気があるようです。

パートナーとの同棲生活、友人同士のルームシェアといった2人暮らしの場合、2DKは部屋が2つあることでそれぞれのプライベートを守れる良さがあります。夫婦2人と子ども1~2人のファミリーにも、一部屋を夫婦の寝室に、もう一部屋はゲストルーム・遊び場・子ども部屋など子どもの成長にあわせてさまざまな使い方が可能です。また、仕事場を兼ねた住居として、ゆとりをもった1人暮らしを実現できる間取りでもあります。

部屋数を問わないLDK

明るい陽が差す住宅は誰もが理想としますが、窓から差し込む光を余すところなく取り入れるには部屋を仕切る壁が妨げとなる場合があります。

家族構成によって必要な部屋数が決まりますが、明るく広々とした空間をつくるために、ダイニングと隣の部屋の仕切りを取り払う「LDK化」は人気の高いリノベーションプランとなっています。広い空間は、ソファーやチェストなどのインテリア家具で模様替えも思いのままにできるというメリットがあるため、デザイン性と機能性の両方を重視する方にとっては大きな魅力といえます。

 

団地リノベーションを成功させるための重要事項

たとえば3DKから2DKに間取りを変えるリノベーション、LDK化で広々空間をつくるリノベーション、どちらにも共通しているのは壁を撤去する工事が必要だということです。

しかし、集合住宅である団地には個人で改修できる部分とそうでない部分があります。また、大掛かりな工事になるほどまとまった金額の費用がかかります。次にご紹介するのは、団地リノベーションに生じる制約と費用面での支援制度に関する情報です。

団地建物における構造上の制約

団地をはじめとする集合住宅は、躯体の内側部分にあたる住戸の壁や天井・床などの専有部分とそれ以外の共用部分とに分かれ、リノベーションを可能とするのは専有部分のみとなっています。躯体そのものや廊下、窓(窓ガラスを含む)、バルコニーなどは共用部分となるため個人が自由に改修の手を加えることはできません。

また、集合住宅の建物構造はラーメン構造と壁式構造に分けられますが、間仕切り壁を撤去しやすいラーメン構造に対し、壁式構造はコンクリート壁で荷重を支えるため撤去できない躯体壁が室内に多く存在するという特色があります。

耐震強度を高める目的から団地建物には壁式構造が採用されているケースが多いため、リノベーションの計画を立てる段階で建物構造を正しく理解することが重要になります。それには専門の知識をもったプロに相談するのがベストといえるでしょう。

リノベーション費用をサポートする補助制度

国や地方公共団体は、リノベーションを支援するさまざまな制度を用意しており、そのなかのひとつに「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」という補助制度があります。

これは、15%以上の省エネ効果が見込まれる断熱材などの高性能建材を用いた住宅の断熱リフォームを支援する事業で、対象の改修工事にかかる経費の一部に補助金が交付されるというものです。補助金の上限額は、既存する集合住宅のリノベーションにおける補助対象経費の3分の1以内で、1戸あたり15万円となっています。

補助制度は、リノベーションを行う施行主ではなく工事業者の申請手続きが必要なものもあり、工事契約前や着工前に申請が必要な手続きもあります。補助制度を上手に活用するためには、早い段階から情報収集を行い、工事業者に相談しながらリノベーションプランを進めることが重要です。

 

まとめ

団地リノベーションにおいて、「2DK」はコスト面でも使い勝手の面でも人気の間取りです。また、広々空間をつくる「LDK化」も人気の高いリノベーションプランとしてご紹介しました。壁を撤去する工事は、団地によって工事可能な部分と工事できない部分があるため、団地建物の構造上の制約を正しく理解しましょう。せっかくのリノベーションプランを、空振りに終わらせないための重要なのでしっかり確認しておきたい事項です。

補助制度の手続きをスムーズに行うためにも、誠実かつ良心的な工事業者とタッグを組むことがリノベーションを成功させるための最善の方法といえます。

「団地リノベ屋(ナガツユアートテック)」は、千葉エリアを中心に団地リノベーション専門の職人チームとして活動しています。スタッフ全員が経験豊富な現場職人で、プロの視点からその人の生活スタイルにあわせた最適なプランをご提案させて頂きます。千葉エリアで間取りを変えるリノベーションをご希望の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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