団地の寝室リノベーションで失敗しないためのポイントとは?詳しく解説

団地は、たとえ築年数が経過していたとしても、リノベーションをすることによって新たに生まれ変わらせることが可能です。寝室の場合には、いくつか注意しなければ失敗してしまう恐れのあるポイントが存在しますが、あまり分からないという方も多いでしょう。

そこで今回は、団地の寝室リノベーションで失敗しないためのポイントについてご紹介いたします。

団地の寝室をリノベーションする際のよくある失敗

寝室のリノベーションをされる方の中で、ついついやってしまいがちなよくある失敗は以下のとおりです。

方角

まず挙げられる失敗が方角に関するものです。太陽の向きによって室内に差し込む光は変化をしますが、そのことを忘れてしまったがために、睡眠に支障が出てしまう結果になることも少なくありません。たとえば東向きに窓を設置した場合、早起きの習慣がある方でしたらさほど問題にはならないかもしれませんが、そうでない場合には強烈な日差しによって強制的に早起きさせられてしまうことになるでしょう。

反対に西向きに窓を設置した場合には、夜の室温が高くなってしまう可能性が考えられます。夏場ですと電気代などにも影響する問題となりますので、太陽の動きを考慮するようにしましょう。

間取り

寝室をリノベーションする場合には、ついつい寝室にのみ注目してしまいがちです。単体では問題がない間取りであったとしても、たとえば寝室の隣がリビングやキッチンだった場合、生活音によって睡眠が妨げられてしまうようになる恐れがあります。

これはリノベーション後に発覚することが多い問題ですので、多くの方が後悔します。玄関が隣の場合にも、出入りの際に発生する音によってぐっすりと眠れなくなってしまうことがあります。室内全体の配置を意識するといいでしょう。

スタイル変更

もともと和室だった部屋を洋室に変更した上で寝室として利用することもあります。その反対のケースもありますが、洋室と和室は性質が異なりますので、ただフローリングや畳へ張替えを行うだけでは不十分なこともあるのです。たとえばフローリングには冷えやすいという特徴がありますので、畳から変更をする際にはカーペットを敷くなどのプラス要素が欠かせません。

 

団地の寝室のリノベーションは「天井」周りが重要

あまり意識される方は多くないのですが、寝室にとって天井は重要なポイントとなります。それは他の部屋に比べると圧倒的に天井を見るタイミングが多いという点にあります。天井がどのような状態になっているのかによって睡眠の質にまで影響を与えてしまいますので、しっかりと考えなければならないのです。抑えておきたいポイントは以下となります。

照明の明るさ

他の部屋と変わらない照明を設置されるケースが多いのですが、寝室に関しては他の部屋よりも明るさを抑えるべきです。寝室でも明るくしたいときもあるかもしれませんが、ホテルなどがどうなっているのか想像してみましょう。通常の部屋と同じくらいに明るい照明であることは少ないのではないでしょうか。間接照明を上手に活用することによって、十分な明るさを確保しつつ睡眠へと導入しやすい環境づくりが可能となります。

壁紙のカラー

壁紙も睡眠につながるようなカラーがいいでしょう。寒色系あるいはアースカラー系がおすすめです。木目調のものは人気がありますが、照明などとの関係によって木目が人の顔に見えてしまうなど、睡眠をかえって妨げてしまう恐れがあります。落ち着きのある色にすることによって視覚的な刺激が軽減され、スムーズに睡眠状態へと移行することが可能となります。

高さ

天井の高さも見逃せないポイントです。一般的に天井は高いほうが開放感はありますが、寝室に関しては低めがおすすめです。開放感のある高い天井ですと、他の部屋よりも比較的狭い寝室では壁の圧迫感が強調されることになり、かえって落ち着いて眠ることができなくなってしまいます。窮屈に感じない程度の低さにするといいのではないでしょうか。

 

団地の寝室リノベーションは防音にも配慮しよう

団地は集合住宅ですので、音に関しても気を配らなければなりません。建てられた時期が40年以上前も珍しくなく、当時の基準のままでは十分な騒音対策がなされていないことが考えられるのです。とくにファミリーで暮らす方ですと、お子さんの声などが騒音に思われてしまってトラブルへと発展するケースも珍しくないものです。そこでリノベーションをする際には十分な防音効果をプラスするといいでしょう。

ポイントとなるのは床と壁です。まず床に関しては、お子さんが小さい場合に、走り回ったりすることによる振動をどうにかしなければなりません。防音機能のあるフローリングへの張り替えをはじめ、フローリングを二重貼りにしたり、二重床工法にしたりといった技術による回避も可能です。費用面などの違いを比較した上でご自身にとってベストな選択をするといいでしょう。

壁の防音ですが、窓から生活音が漏れてしまうことはよくあります。その場合には二重窓がとても効果的で、約半分にまで抑えることが可能となります。防音だけでなく、断熱や防犯という意味でも効果的ですので非常におすすめです。

特定の部屋から出る音だけを対策したいという場合には、防音室のような構造にするというのも効果的です。

 

団地の寝室リノベーションの注意点

団地の寝室リノベーションをする際の注意点としては以下が挙げられます。

リノベーション中の寝室の用意

リノベーションにはそれなりに時間がかかるでしょう。内容次第で変動しますが、1日で終わることは非常に少ないものです。それでも睡眠を我慢するわけにはいきませんので、寝室のリノベーションをしている期間に眠る場所としての寝室を用意するようにしましょう。あらかじめ想定している期間や、しっかりと体を休められるような場所は不可欠ですので、リノベーションを始める前にしっかりと確保することをおすすめします。

睡眠時間を考える

人にもよりますが、自宅の中では寝室で過ごす時間がとくに長くなる傾向にあります。つまり、室内で最も長い時間過ごすことになるのです。そう考えると寝室がいかに重要であるのか再認識いただけるのではないでしょうか。睡眠は健康にも繋がる要素ですので、最大限の睡眠効果が得られるようなリノベーションを行いましょう。

 

まとめ

寝室は快適に眠れる環境でなければなりません。いくら空間として素晴らしくても機能面にも気を配る必要があるのです。今回ご紹介した内容を参考にリノベーションを考えてみませんか。

「団地リノベ屋(ナガツユアートテック)」では、団地に特化したリノベーションを請け負っております。寝室についても数多くの施工事例がございますので、まずはお気軽にご相談ください。

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